2015/04/19

【映画】ドラゴンボールZ 復活の「F」


公式

【解説】
鳥山明原作の人気アニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版19作目。鳥山が原作やキャラクターデザインのほか初めて脚本も担当し、シリーズ屈指の悪役キャラクターとして人気のフリーザを復活させ、新たに巻き起こる激闘を描いた。破壊神ビルスとの戦いの後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマがドラゴンボールを求めてやってくる。神龍によって願いはかなえられ、よみがえったフリーザは新たな軍団を率いて悟空たちサイヤ人に対して復讐を開始する。劇場版前作「ドラゴンボールZ 神と神」で登場した破壊神ビルスとウイスも引き続き登場。
(映画.comより抜粋)

(以下ネタバレありの感想)


【寸評】
最大の難点はフリーザが弱い。
悟空に対してやや優位な状況が序盤にある程度で、あっさりひっくり返されてしまい哀れな姿を晒し続けることになる。一度悟空もしくはべジータがボロボロにされて逆転する展開を期待するのはお約束にしても当然のことだろう。もしかしたら鳥山明先生は未だにフリーザが人気ある現状に終止符を打ちたかったのかもしれない。それなら納得がいく。
辛うじて良かった点を上げるなら、ジャコが活かされていたこととブルマがかわいくなってたこと。

【感想】
ストーリーを追いながら書いていく。
ドラゴンボールでフリーザを蘇らせようと考えるフリーザの部下。しかし地球以外の星にナメック星人がおらず、地球人は怖いがやむを得ず地球へ行く。
フリーザを倒した後にドラゴンボールで何処かの星に移り住んだ人たちはどこへ行ってしまったのか。せっかく助かったのに滅んでしまったのだろうか。ナメック星人が地球以外にいないという状態が気に入らないが些細なことだからいいとしよう。

フリーザが部下を率いて地球に来る。迎え撃つのは悟飯、ピッコロ、クリリン、天津飯、亀仙人、ジャコ。ジャコは終始いい味を出していて良かった。ヤムチャとチャオズは天津飯の判断で置いてきた→分かる、悟天とトランクスは無茶をするからという理由でブルマが教えなかった→フリーザを気を感じられない訳がないから無理がある。製作サイドから見ると邪魔だったんだろう。

フリーザの部下との戦闘。フリーザの次に強い兵士で当時のザーボンやドドリア級(ザーボンとドドリアでも結構差がある気はするが)という話だから雑魚なのはいいが、いくらなんでも亀仙人より弱いってのはおかしい。そして怠けていたとは言えその程度の雑魚を圧倒できない面々。悟飯は手加減してるってフリーザが言っていたがそれにしてもと思う。苦しい言い訳をするなら悟空とべジータがくるまでの時間稼ぎだからのんびり戦ってるほうがしっくりくる。
そしてザーボンだかドドリアだかクラスのやつに苦戦するピッコロ。でも悟飯がスーパーサイヤ人になってあっさり倒す。ピッコロ弱くなりすぎだろう。

悟空とべジータが来てとりあえず悟空がフリーザと戦うんだけど、途中で痺れを切らしたべジータが悟空に攻撃を仕掛けながら「順番で戦うと言っただろう」と言う。それを見た(声は届いてない)フリーザはべジータがまだ自分に忠誠心があると勘違いをする。その後、ウイスとビルスが地球にきていることに気づくフリーザはビルスにビビる。そんなフリーザは誰も見たくないのに、このふたつがこの映画を台無しにしている。

ゴールデンフリーザでの戦いに慣れていないフリーザは体力の消耗が激しく、やや優勢だった立場が逆転してしまう。繊維を喪失したフリーザは地面に手を付いて悔しがる。それを見て悟空は気を緩める(SSGSSを解除してはいない)。そこにフリーザの部下の生き残りが光線銃を撃つ。倒れる悟空…なんだそれは?どんなに油断していようがそんなものでやられるとは思えない。それが奥の手だなんてがっかりだ。後に出てくるがここで地球を破壊してしまったほうがよかった。

ここでフリーザはべジータに悟空に止めを刺すように言う。これは恥ずかしいってレベルじゃない、やっぱり鳥山明はフリーザを殺しにかかったんだなと思うことにしよう。もちろんべジータは拒否してフリーザをぼこぼこにする。べジータが止めを刺そうとした瞬間、フリーザが地球を破壊する。でもウイスは時間を3分なら巻き戻せるからフリーザが地球を破壊する直前に戻って悟空がフリーザに止めを刺して阻止して終わり。


長く書きすぎて後半手抜きになってしまった。
神と神が好きならまだ楽しめるのかもしれないけどフリーザに期待した人は裏切られる。だいたい、ビルスとウイスとかいう悟空、ベジータより遥かに強いのがいる時点でぜんぜん緊張感もない。どうせフリーザの扱いがあんなならフリーザをあっさり倒して悟空対ベジータでやったほうが盛り上がったんじゃないかな。

評価:☆

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