2014/09/10

フライト・ゲーム (原題:Non-Stop)

<Introduction>
「1 億5千万ドル送金しなければ、20分ごとに1人殺す」。NY発ロンドン行きの機内で、航空保安官ビル・マークスの携帯に届いた匿名の脅迫メール。その瞬 間、乗客146人が容疑者に! この完全なる密室で殺人を犯して、逃げられるはずはない──そんな予測を嘲笑うかのように、時間通りに1人ずつ原因不明の死を遂げる。犯人は誰か、恐るべ き真の目的とは──?

特別面白い訳でもなく、特別つまらない訳でもない。
DVDを借りてとかテレビで放送されたら見る価値はあると思うが映画館で観るほどではなかったか。
推理物の主人公には冷静であって欲しい。
犯人を考えながら映画を観るのは集中できていいとも言える。

以下、ネタバレ含む。
序盤から犯人が複数だろうというのは想像できたが、誰が犯人かは最後まで分からなかった。と言うか、この展開の仕方で分かる方が無理ってもんだろう。
犯人の計画がだいぶ運任せな部分が多い点、最初のビルがジャックを殺すところなんかは、殺さない可能性の方が圧倒的に高いと思うし、3人目だってビルの誘導次第だし、あれで被害者が接触時に気づかないのもどうかと思った。
毒針、特に機長を殺したものが見つけられないとか、犯人はどうやって鞄に爆弾を仕込んだのかとか、TASの上官がビルを犯人だと判断してからマスコミの報道まで(しかも、ビルの過去の情報まで得ている)が早すぎるとか突っ込みどころが多かったし、ある人物を信用する、疑う時に信用する理由、疑う理由が希薄すぎる。なんどうかつ過ぎるだろうと何度思ったことか。
これは他の推理物にも多いパターンだけど解決の起因となることが主人公の名推理ではなく、乗客のひとりが撮影していた動画からという偶然なのが気に入らない。

主人公は副操縦士。

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