2014/09/11

イン・ザ・ヒーロー

<Introduction>
伝説のアクションスター、ブルース・リーに憧れながら、25年間、辛酸を舐めてきたベテラン・スーツアクターに訪れた一世一代のチャンス!命をも落としかねない危険なアクションに挑む事になった主人公と彼を取り巻く人々を、熱くリアルに描いた極上エンタテインメントである。

オープニングはワクワクした。エンドクレジットも良かった。
裏方の人たちが表には出てこないけどこうやって作品を支えているんだというシーンに期待して観に行ったんだけどそういうシーンはおまけと言うかメインではない。もっと地味な映画でいいのに多くのスーツアクターのことではなくて架空の特別なスーツアクターのお話でがっかり。

以下、ネタバレ含む。

仮面ライダーフォーゼで主役をやった福士くんに同じような役をやらせて「スーツアクターって顔も名前も出ないじゃないですか」なんて言わせちゃう品のなさが嫌。だいたい戦隊物に出てくる若手イケメン俳優が思ってこそそんなこと言える訳ないじゃん。
せっかく裏方にスポットを当ててメインにしたのにその裏方のシーンは少ないし、映画的に地味なのが嫌だったんだろうけど、見る側としてはそういう方向が見たかった。そういう意味ではピンクの結婚式のところはよかった。

ラストのハリウッド映画撮影のアクションシーンはCGもワイヤーもなしという設定だったのに、グリーンバックだったりワイヤー使った吹っ飛びアクションだったりで唖然とした。せめて使ってないふりはしろよ。

役者は1回しかヒーローになれないけどスーツアクターなら何度もヒーローになれるんだくらいのスーツアクター上げをしてくれてよかったんだけど、スーツアクターも顔と名前を出したいんだって話だった。
なんだそれ。

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